「宅配買取ってちゃんと査定してもらえるの?」
「トラブルが起きやすそう・・・。」
宅配買取を利用したいけど、安全なのか不安という人も多いのでは?
残念ながら被害に遭ってしまった人もチラホラ。
ですが、事前にしっかり確認しておけば防げることがほとんど。
今回は、宅配買取でトラブルを防ぐために確認すべきポイントを紹介したいと思います!
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宅配買取のトラブルが急増?!
自宅にいながら、売り買いをネット上で完結させることができる宅配買取。
売りたい物を梱包して送るだけという手軽さの反面、トラブルに発展するケースも少なくありません。
事例その①サイトに書いてあった買取金額より大幅に低い買取金額を振り込まれた
サイトに『ゲーム機本体は買い取り上限1万円!』との記載があり、高額買取を期待してゲーム機本体とゲームソフト10本ほど発送。
後日査定結果の通知メールもなく、予め指定していた口座に数百円が入金されていた。
返品を希望したが、すでに商品はないと取り合ってくれない。
個人的見解:上限1万円=1万円の値が付くわけではない。
あくまで“上限”なので、実際の金額が違うのは当然のこと。
ゲーム機がちゃんと作動するのかとか見た目の状態とか、実物を見ないことにはショップ側も判断できませんからね。
ちょっと酷かもしれませんが、高額買取を期待していたのは相談者の勝手な思い込み。
『査定結果の連絡がなく入金されていた』というのは、もしかしたらスピード買取(査定後のやりとりを省くことで入金スピードが早くなるコース)の設定になっていたのかも?
事例その②未開封で思い入れのある品物なのに、買取金額が安すぎた
期間限定で買取価格UPキャンペーンをしていたサイトに、未開封・未展示で大切に保管していたアニメやマンガのフィギア4点の買取査定を申し込み。
買取目安価格が合計9,000円だったので発送。
しかし実際の入金額は1,000円強だった。
納得いかず他店に出向いて聞いたところ、「6,000~7,000円の価値がある。」とのこと。
最低でも5,000円の値は付くと思っていたのに、安すぎると思った。
個人的見解:商品価値や市場動向を把握していないスタッフが査定した可能性あり
思い入れがある=市場価値が高いということにはなりませんが、未開封・未展示なのに買取目安価格から大幅に下がるのは謎ですね。
考えられる要因としては、担当した査定スタッフが商品価値や市場動向を把握していなかった可能性。
希少性・プレミア価値があると思われる物は、専門の買取ショップに依頼した方が良かったかもしれません。
事例その③査定結果連絡が来なかった
『査定無料・キャンセルOK』と記載のあったサイトで、簡易査定をしたら約2万円だったので申し込み。
申し込みの際、早く買い取りをしてくれるコースを選択。
後日、査定額の連絡もないまま1,000円弱が入金された。
後になって査定申込画面で“査定後連絡はなくすぐ振込”と書かれてあるのを発見。
こんなに査定額が低いなら買い取りを求めなかった。
個人的見解:利用者側の確認不足。
スピード買取の設定になっていることを事前に見落としていた利用者側の落ち度。
「知らなかった。」「見えなかった。」で意見が通るなら、規約なんて必要がなくなってしまいます。
事例その④買取不可の品物を勝手に処分された
査定料・送料無料で、査定に不満があれば返却してくれるサイトを見つけ申込。
10箱に数百点の服や子どものおもちゃを詰めて送った。
その後1ヶ月連絡がないため問い合わせると、「2度電話をしたが出なかったので商品は処分した。全商品が査定額0円だった。」と言われた。
規約により処分したとのことだが、勝手に処分することに問題はないのかと思った。
個人的見解:1ヶ月も待たず、早めに問い合わせるべきだった。
ショップ側の言い分が本当であれば、1ヶ月も連絡がつかないのならさすがに処分するでしょう。
着信履歴にショップの番号がなければその旨を伝えて、かけ間違いかどうかを確認すべきかなと。
ただ、1ヶ月も待たずに状況確認の連絡をしておけば、今回のようなトラブルは防げたのかなとも思います。
事例その⑤買取金額に納得できずキャンセル依頼をしたら送料を負担と言われた
ネットで検索した宅配買取ショップに査定申込し、ダンボール6箱に約300冊の本を詰めて送った。
サイト上に記載されていた目安の買取価格を見て、2~3万円くらいになると予想。
しかし実際の査定額は1,000円強で、買取不可の本もあるとのこと。
キャンセルしたいと伝えたが、返送料9,000円を負担するように言われた。
個人的見解:キャンセル時の返送料を確認しておくべきだった。
キャンセル時に発生する料金は事前に確認すべき。
これは明らかに利用者側の確認ミスだと思います。
事例その⑥返送を希望した品物を紛失された
査定額に納得すれば買取、納得できなければ返送してもらう形式の宅配買取ショップにジーパンなどの衣類を送った。
希望額は2万円以上だったが、査定額は1,000円ほど。
納得できなかったので返却を希望した。
しかしなかなか返却されず、数回やりとりをして最終的に「商品が見つからない。」と言われた。
見つからなければどうなるのか聞くと、「規約通り、当社が古着として販売する価格を支払う」とのこと。
納得できないと伝えたが、その後連絡がない。
個人的見解:ショップ側の管理体制が不十分。
買取が確定していない商品を紛失するのは、明らかにショップ側のミス。
“規約通り”とのことですが、ショップ側に落ち度のある場合は話が違ってくる可能性あり。
連絡が取れなくなったのなら、第3者機関に相談すべき事案だと思います。
事例その⑦返送にも処分にも費用がかかると言われた
ネットで見つけた査定料・送料無料の宅配買取ショップに査定依頼し、古本を送った。
しかし査定額は0円で、返送にもショップ側で処分するにも費用がかかると言われた。
申込時の受付メールなどには査定後の費用について説明されておらず、査定結果の明細を求めても拒否。
「取引条件はサイトに記載されている。」と言われたが、条件を承認した覚えはない。
個人的見解:査定申込=規約に同意したことになる。
そもそも契約とは、双方の合意のもとになされるもの。
対面ならその場で相手側に確認ができますが、ネット上では利用者側がサイトに記載されている規約や注意事項をしっかり確認するしかありません。
キャンセル時にかかる料金や気になる点は査定前に確認しておくべきです。
事例その⑧査定結果の連絡が来ず、音信不通
ネットで見つけた着物買取サービスの宅配買取ショップに申込。
リサイクル店で購入した1点数千円程度の着物を数十点ダンボールに詰めて送った。
宅配業者によると、すでに荷物は事業者側に配達済み。
サイトに書かれている買取の流れによると、着物を送ったのち査定を行ない査定額の連絡があるはずなのだが一切連絡がない。
しばらく経って電話しても繋がらない。
個人的見解:正規の買取ショップでない可能性あり。
残念ながら、査定業者を装った詐欺である可能性あり。
ちゃんとしたショップなら、連絡はつくはずですから。
申し込む前に信頼できるショップかどうかを確認することは、ネット上のやりとりには必須。
念のため、然るべきところに被害報告は出しておいた方が良さそう。
トラブルにおける問題点
サイト上の目安買取金額と実際の査定金額が違いすぎる
実際の買取金額は、物の状態や流行などによって左右されるもの。
売ろうと思っている物の買取金額がサイト上に記載されていからと言って、必ずしも同じ金額で買い取ってもらえるとは限りません。
査定結果の連絡方法・振込・その他条件が利用者に伝わっていない
ちゃんとした業者なら、サイト上のどこかに利用にあたっての流れや注意事項などが必ず記載されています。
ですが中には分かりにくい位置にあったり、利用者の見落としや確認不足などで利用者に伝わっていないケースも。
配送中に紛失・汚損した場合の賠償基準の確認不足
万が一のトラブルがあった場合、責任の所在がどう決められるのかは事前にしっかり確認する必要があります。
利用者へのサポート体制が不十分
問い合わせてもなかなか回答がなかったり、査定結果連絡が遅かったり、送ったはずの荷物を紛失されたり。
サポート体制が十分に整っていない業者もあるようです。
宅配買取を安全に利用するために確認すべきポイント
業者の連絡先
送り先だけでなく、問い合わせ先も事前に確認しておきましょう。
メールアドレスだけでなく、電話番号もあると安心です。
古物商許可証が発行されているか
リサイクルショップは、古物営業法に基づき古物商許可の申請をする義務があります。
そして古物商許可の免許を受けた業者は、古物商許可プレートを店舗や事務所の見やすい位置に掲示しなければなりません。
実店舗のないネット販売でも同じ。
ちなみに、私が定期的に利用している宅配買取ショップのHPにもしっかり表記されています⇩
番号がない=申請をしていないブラックな業者である可能性大。
利用を検討している宅配買取のサイトに、古物商許可番号が書かれているかどうかを確認しましょう。
査定料・送料・手数料・キャンセル料・返却料
申し込み時・キャンセル時にかかる費用がないか。
『ご利用ガイド』や『よくある質問』などに書かれている場合が多いです。
買取対象となる商品や状態
どんなジャンルや状態のものが買取対象となるのか。
事前に把握しておけば後にがっかりすることもなくなります。
キャンセルや返却が可能か
査定金額に納得できなかった場合や一旦返してほしくなった時。
キャンセルや返却にかかる費用がないかを確認しましょう。
一部のみ返却してもらうことは可能か
「〇〇と〇〇は査定金額が思ったより低かったから売りたくない。その他はそのまま売る。」ということが可能かどうか。
一部のみ返却の対応をしている業者はほとんどありませんが、もしできるならラッキーです。
送った品物が買取対象外だった場合の取り扱い方法
買取不可になると返却料や処分料を請求される場合もあるので要注意です。
配送中の品物の紛失や汚損が起こった場合の賠償基準
配送中にトラブルが起きて、送った物がなくなったり壊れてしまった場合の対応はどうなるのか。
サイトに書かれていなければ、問い合わせて確認しておきましょう。
郵送保険が付いていると安心です。
もしトラブルに遭ったら・・・
宅配買取を利用する時に不安に感じた点やトラブルに遭った場合は、消費者ホットライン『188(いやや!)』番へ。
住んでいる地域の市区町村や都道府県の消費者生活センターなどが案内されます。
まとめ
以上、宅配買取でトラブルを防ぐための確認ポイント
- 業者の連絡先
- 古物商許可証が発行されているか
- 査定料・送料・手数料・キャンセル料・返却料
- 買取対象となる商品や状態
- キャンセルや返却が可能か
- 一部のみ返却してもらうことは可能か
- 送った品物が買取対象外だった場合の取り扱い方法
- 配送中の品物の紛失や汚損が起こった場合の賠償基準
についてでした!
使い方さえ気を付ければ、宅配買取はとっても便利。
自宅から出ずに利用できるサービスなので、不要品の処分に困っている人はぜひ検討してみて下さい(^o^)/